こんばんは、ダイワ星人です。
今朝は駅でベクトルダイワのキャップを被った初老の男性とすれ違い、これはいい一日になるに違いない、と大きな期待感を持ってスタートを切りました。結果はどうでもいいことです。
今日はダイワの超小型スピニングリール UL7について。
Contents
ダイワ UL7
小さなボディに大きなスプールを備えた、「ドデカコンパクト」の原型とも言うべきシリーズで、パッケージには以下の記載があります。
Compact reel features oversized spool
━━For better casting, less line twist and memory coil
オーバーサイズスプールが特徴のコンパクトリール
━━ よりよいキャスティングのために、少ない糸寄れと巻き癖
みたいな感じでしょうか。すみません英語は不得手です。
スペック
箱と説明書、そして実測からわかったことをまとめておきます。
ギア比 | 4.3:1 |
自重 | 147.4g(カタログ記載なしのため実測値) |
ボールベアリング | 1(ピニオン支持部) |
生産国 | 中国 |
ボディにHi-SPEEDと書いてありますが、ギア比が高いわけではなく、スプール径の大きさで巻き取り量を稼いでいます。
各部の特徴
全体
UL7は現在で言うと500番程度のサイズでしょうか。しかし、スプールはストロークが短いながらも現在の1000番と同程度の直径を持っており、謳い文句通りのオーバーサイズドスプールであることがわかります。
スプール
同世代と思われる他社の超小型スピニングリールと比べて、明らかに大きいスプールです。
とはいうものの、ボディサイズが現代の1000番のボディサイズに比べて小さいかというとそこまでではなく、ストローク長が短い分ローターやスプールが小さい(短い)程度です。あくまで当時の基準でオーバーサイズなスプールと考えるべきだと思います。
高級感のあるアルミ製のスプールは23g超と、サイズのわりに重いせいで損しています。これは現代の1000番スプールが、上に書いたように長いのにもかかわらず20g程度であることからも明らかです。樹脂製のスプールならばおそらくスプール重量15g程度で、総重量140g以下にもできたでしょう。
ハンドル
ハンドルは供回りです。またねじ込み式ではありません。
逆転ストッパー(アンチリバース)は巻いてカリカリ音が鳴るタイプではありませんので、少しの逆転はあるものの、現代リールに慣れていても違和感なく使えます。
使用感
このリールは、今のところもっぱら以下の組み合わせで使っています。
ロッド:ダイワ ハートランドZ 703ULFS-ti 別誂常吉スペシャル
リール:ダイワ UL7
ライン:サンライン ベーシックFC 2ポンド
元々このロッドには07ルビアス1003や17セオリー1003を組み合わせて使っていました。そのときはリールの重さが気になっていましたが、UL7に変えてからはほぼ気にならなくなりました。
巻き心地は決してよいものではありませんが、気になりません。ハンドル回転時のトルク変動を大きく感じるので、回収時の早巻きには少し違和感があるものの、通常の操作や、ファイト時の違和感は全くありません。ハイスピードとは言うものの現代のリールに比べるとさすがに回収スピードは遅いです。しかしこれも特別気になるものではありません。
同じくダイワの超小型スピニングリールであるスピンマチック ウルトラミニに比べ、スプール径が大きいためにライントラブルは格段に少ないです。
まとめ
状態がいいのもあってUL7自体も全く問題なく現役で使えますが、このクラスのリールの新作が欲しいです。
昨年2017年にシマノが発売したソアレは、ダイワ星人でありながらも買おうかさんざん迷った末に、現物を見て求める性能がないことから見送りました。あのサイズでハイギアは無理があると感じたためです。しかし、ダイワがローギアかノーマルギアで発売したら間違いなく購入します。巻き取りが遅い分は早く巻けばいいんです。
ギアを小さく、上下のストロークも小さく、しかしスプール径は大きく、糸巻量は1号が40mも巻ければいいでしょう。イグジストで、とまでは言いませんが、カルディアやセオリーのクラスで500番を発売してほしいものです。むしろこのネタクラスをイグジストで出されると買いづらいですし‥