こんばんは、ダイワ星人です。
グローブライドの株価が年度初めから好調のようですね。昨年度の業績がよく、今年度も引き続き好調が見込まれているようです。
今日は僕の最愛のロッド、ブラックレーベル 691ULFSについて
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ブラックレーベル
「過剰なるモノへのアンチテーゼ」というキャッチコピーとともに、2009年に発表されたロッドです。確か当初はバーサタイルシリーズのみで、ブランク、リールシート、グリップの全てが黒という、まさに「過剰なるモノへのアンチテーゼ」といった風情でした。
前年の2008年に発表されたパームスのエッジ(ニューエッジ)が真っ黒で中価格帯で、まさに同じようなコンセプトでしたので、正直言って意識していたでしょうね。時系列的にはエッジが先ではあるものの、現在まで続く中価格帯ロッドブームの火付け役と言って間違いないでしょう。
ブラックレーベルと同時期に発表されたスピニングリールであるブラディアも、飾り気がなく真っ黒な、セルテートの廉価モデルでした。具体的に言うと、セルテートのボディにカルディアのローターを組み合わせたものです。イグジストに対するルビアスみたいなものですね。
バーサタイルシリーズ
最初はこのバーサタイルシリーズしかなかったように思いますが、正確にはカタログを見ないとわかりません。現在は以下のようなラインナップになっています。
- バーサタイル(無印)
- ファストムービング(FM)
- ピッチン&フリッピン(PF)
- トゥイッチンフロッグ(FR)
- ファインティップ(FT)
- スキッピン・シューティン・シェイキー(SSS)
PFシリーズのBL PF 701MFBは川村光大郎氏が愛用したことから話題になりました。2010年から2016年あたりまで使ってましたか。ファイアウルフ出した後も使ってましたね。
691ULFS
691ULFSはバーサタイルシリーズのスピニングロッドです。2009年の発表当初からラインナップされていたモデルで、2017年に後継にあたる681ULFSが出るまで8年間カタログに掲載されていた長寿モデルです。
スペック
全長 | 6フィート9インチ |
重量 | 110g |
ガイド数 | 8 |
生産国 | タイ |
得意な釣り
これはもうはっきり言ってノーシンカーです。それも3インチクラスのスティックベイトか、4~5インチクラスのストレートワームのワッキー。あとはスプリットショットリグやライトキャロライナリグにも向いています。適度に先調子、かつ先調子すぎないため、ティップだけのキャストも、フルキャストも快適です。
ノーシンカーワームのほか、6㎝クラスのミノーをトゥイッチするのにも快適に使えますが、7㎝でギリギリ、8㎝あったら快適ではありません。シャッドも抵抗が大きいのできついですね。シャッドを巻くにはパワー不足かつハリの強さで弾くのが気になります。今や中弾性のような扱いを受けていますが、HVFグラファイト製のブランクは結構なハリがあります。
※追記(2018年8月18日)
渓流のトラウトでも使ってみましたが、ほぼぴったりでした。ティップだけでキャストできるのでアキュラシーはいいですし、長さを活かしたメンディングや、根掛かり回避(外すのも含め)にメリットを感じました。渓流ではショートロッドが定説になっていますが、オープンな場所ならロングロッドもありなのではないでしょうか。
※追記(2020年1月16日)
シャッドの巻きはきついと書いていましたが、シャッドの巻きもありです。
もちろん以前書いた通りハリの強さはありますが、そもそも柔らかいので、下手な巻物用を謳うスピニングより向いていると思います。
思い入れ
僕は2009年の発売直後に買いました。確か定額給付金を使って買ったように記憶していますが定かではありません。
この5年ほどは年間500匹近いバスを釣っていたと思いますが、残念すぎることに、昨秋ついに折れてしまいました。ミノーをキャストして、変な感覚だな、ラインがもしゃっとしちゃったな、なんて考えていたところ、ティップがぶら下がった状態で帰ってきました。泣きはしませんでしたが、しばらく暗い気持ちになりましたね。
そんなにお気に入りの691ULFSですから、普段から在庫をチェックしていたのは言うまでもありません。折れた翌週キャスティングで同じモデルを買いました。
普通なら後継モデルである681ULFSを買うのですが、681ULFSは、正直に言って持ち重りがひどいです。カタログ上の重量は691ULFSと変わらないのですがバランスのせいなんでしょうね、明らかに違いますから。
いつもならアマゾンや楽天のリンクを貼るところですが、今回は貼りません。市場からなくなったら困るからです。勝手ながら、代わりに後継機の681ULFSのリンクを貼っておきます。