もう明日ですね。
今年は釣りフェスティバルがオンラインになったためか知りませんけど、各社明らかに情報絞っているように感じます。
まあオンラインじゃそもそも情報しか見るものがないわけで、目当ての情報がすでに出てたら見ませんわな。
実際の会場なら目当てのブースに向かう途中でその他のブースが気になって寄ってみたり、客引きがいて寄ってみたりとかありますけど、オンラインじゃそうはいきません。
僕なんかは当日一気に公表されてうわーってなりたいタイプなのでそのほうがうれしいんですけどね。
特に現地で宝探し的なノリが最高です。
絶対に宝があることがわかっている宝探しですから、楽しくないわけがありません。
どんな新製品が出るのか、近年はHPや雑誌で先にわかっていることが多いですが、ロッドなどは特にアナウンスもなく置いてあったり、大阪のショーではお披露目されずに横浜のショーでお披露目されるような隠し玉(しかもなんとなくひっそりと)があったりもしたので、そういうのを見つけたときはうれしかったものです。
昨年はアルファス エア TWがキープキャストでお披露目されるはずの隠し玉だったそうですが、キープキャスト自体がなくなってしまいました。
雑誌の情報を最初にして売り上げ伸ばすみたいなのもいい加減飽きてきましたし、そろそろまた現地に行ってわくわくする感じにしてほしいものです。
さておき、とりあえず未公表アイテムの予想とかしておきますか。せっかくだし。
明日自分で答え合わせをします。
以前に書いたのと重複する部分もありますけどご容赦ください。
あとモデル名が必ず一致するとは限らないので悪しからず。
Contents
セルテートSW
未公表アイテムの予想と書きながら、いきなり公表されているアイテムです。
釣具店の予約表に突如登場したことで話題になっていたセルテートSWですが、ソルトウォーター誌で正式に情報公開されました。
ローターはアルミじゃなくザイオンなんですね。
新型のザイオンローターを起こしたわけじゃなく15ソルティガ型ローターらしいので、キャタリナが廃盤になるんじゃないかみたいな心配もありましたけど、むしろ来年あたりアルミローターのキャタリナが出るんじゃないですか。
今年発売のツインパワーSWにぶつけるアイテムを出したいけど、でも昨年出たばかりのソルティガをたった1年で陳腐化させたくない。じゃあツインパワーのライバルであるセルテート(の名前)を使って、ツインパワーSWのライバルのセルテートSWにしちゃえばいいんじゃね?的な。
SWってネーミングがシマノ意識しすぎでキモイってご意見もあるようで、僕もまあ同じように思うんですけど、それはもはやバリスティックFWのときに通った道です。
21イグジスト
情報絞られすぎでいまだに影も形も見えませんけど、出る可能性は十分にあります。
はっきり言って性能的に18イグジストをどうこうする必要があるとは思えませんが(12イグジストのときもそう思って、実際15イグジストはほぼただの色替えだった)、ルビアスエアリティとかいう半端リールが今年の目玉だとは思いたくありませんし、とはいえルビアスエアリティの登場で陳腐化する(実質同等の性能のリールが安く買えるようになる)18イグジストをそのままにする手はありません。
100周年記念ステラの発売もうわさされていますし、対抗馬としてイグジストはほしいでしょう。
もし21イグジストが出る場合の18イグジストからの変更点は、ルビアスエアリティとの差別化に主眼を置くと、以下の可能性が高いと思います。
- ドライブギア
- ローター
まずドライブギアで考えられるのは、G1ジュラルミン製ドライブギアへの変更です。
G1ジュラルミン製ドライブギアは昨年発売の20ソルティガに採用された実績がありますし、超々ジュラルミン製ドライブギアの18イグジスト及びルビアスエアリティとの差別化が図れます。
次にローターで考えられるのは、金属製ローターへの変更と、新しいザイオン製ローターへの変更が考えられます。
金属製ローターは、ステラの対抗馬であること、ソルティガからの流れ、次期セルテートへの搭載を考えればありうるものと思います。
G1ジュラルミン製ドライブギアとあわせて、強さをアピールできるでしょう。
と言ってアルミローターで重くなってしまったらもはやイグジストとしての価値がなくゴミ同然ですし、ザイオンはマグネシウムと同等の強度って言っちゃってるので、いまさらマグネシウムで改めて強さを謳うのはしんどい気がします。(そんな矛盾はすでにさんざんやってますけどね)
一番の期待はザイオンV登場によるザイオンの陳腐化対策として、カーボン含有率の高いザイオンHD(仮)製のローターが登場することですかね。
これならザイオンの強さと軽さ、そしてイグジストの強さと軽さが守られます。
軽さと強さは基本的(よほど新しい材料や製法が出てこない限り)にはトレードオフなので、求める性能に応じてバランスをとるしかないわけですが、必要な強さが満たせているのならば、必ず軽いほうがいいわけです。
20ソルティガは強さを求めてアルミローターに回帰して重くなりましたが、軽くできるなら軽くしたかったはずです。
1gにできるなら1gにしたいでしょう。
重いほうがいいならアルミなんて控えめなことを言わずに、亜鉛でもタングステンでもなんでも使えばいいんですからね。
亜鉛なら鋳造もしやすいし最高じゃないですか。
21カルディア
2020年時点では20ルビアスでも採用された冷間鍛造のアルミギアになると思ってたんですよ。
20ルビアスは超々ジュラルミンですけど、21カルディアはジュラルミンで。
ただどうもこれまでに冷間鍛造ギア搭載モデルの追加がないので、思いのほかコスト高で下位モデルに搭載するに至っていないのかなと心配しています。
そうするとザイオンV製のローターの搭載くらいしか変更できる要素がなくて、ちょっとインパクトないなって感じですね。
ザイオンV製ローター搭載に加えて冷間鍛造ギアも搭載できれば、ヴァンフォードを食うことができるんですが。
ヴァンフォード対策としてありうることではありますので、期待しましょう。
ザイオンローター+ザイオンボディ+マシンカットギアのバリスティック、ザイオンボディ+ザイオンVローター+冷間鍛造ギアのカルディア、ザイオンVボディ+ザイオンVローター+亜鉛ギアのフリームスってすみわけができますし、カルディアブランドって結構強力だと思うので、ここはちょっと無理してでも魅力的なモデルにしておくといいんじゃないかと思います。
21フリームス
これは以前にもザイオンV製になるって予想してたんですが、もう答えが出ています。
https://www.daiwa.fr/produits/moulinets/exceler-lt-2020
これはヨーロッパ向けのエクセラーですが、国内の21フリームス(あるいは相当モデル)もこんな感じになるでしょう。
このへんは価格によってDS4、DS5、ザイオンVと使い分けると無限にモデルが作れるので、詳細に予想するだけ意味がないことではあります。
スティーズ A TW HLC
スティーズAの村上モデルです。
なんかスプールテストしてたようなので出るかなと思って。その程度です。
そしてスティーズAも発売から4年経ちますからね。
何かしらのテコ入れがあってもおかしくありません。
スティーズ SVと違って、この間にモアザンになったり紅牙になったりと派生モデルは出ているので、別にこれ自体が止まっていたわけではないんですが。
すでにマグZブーストの存在が明らかになっていますし、ブレーキはマグZブーストで間違いないでしょう。
※1月22日朝追記
総合カタログのリークによってこれはあるのがもう判明しましたね。
当然ながらマグZブーストでしたが、スプールが36㎜になるのは予想外でした。
36㎜スプールといえば現在の1500サイズがありますが、横幅的に入らないように思えますし(実際16ジリオン SV TWは34㎜の1000スプールを搭載するにあたって15ジリオン TWより幅の狭いボディに変更しています)、新規格のスプールになるんでしょうか。
とはいえもともとTD-Zに対してのTDジリオンに相当する位置にいるリールです。
スティーズSV TWの発売から5年経って36㎜スプールを搭載すると本来のTDジリオン的な位置になるとも言えますね。
一応TDジリオンの説明をしておきますと、TDジリオンは、2000年発売のTD-Z(グリッピングレフトの105HLは1999年だが、TDジリオンのベースになっている右巻きの103Hは2000年)に遅れること6年、正確にはTD-Zが廃盤になり後継機のスティーズが発売されるのと同年の2006年に発売されたTD-Zとほぼ同じ形のリールです。
TD-Zがマグネシウム製ボディに直径34㎜のスプールを備えた淡水専用リールだったのに対して、TDジリオンはほぼ同じ形ながらアルミ製ボディに直径36㎜のスプールを備えたソルト対応なのが特徴です。
後にHLCやPEスペシャル、Jドリームなどの限定リールやデプスコラボリールなど、多くの派生モデルも誕生しました。
ミリオネア
アルファス SV TWが新型が出るにあたってアルファス CT SVが投げ売りされたのはわかるんですが(アルファス SV TWはCTコンセプトではなく、後継機なわけではないので本当はおかしいはずですが。だいたいアルファス CT TWの発売って2019年だしさすがに廃盤にするのが早すぎる。)、ミリオネア CT SVも同時に投げ売りされたんですよ。
そうするとミリオネアも新型出るんじゃね?って思いますよね。
自分ならどんなモデルにするかなぁと考えると、これはもう34㎜スプールではなくて、28~32㎜スプールにするでしょうね。
もはや渓流ベイトフィネスが主戦場じゃないですか。丸型リール。
とはいえこれはかなり確率低い気はしますけど、渓流に力を入れているダイワなので、一応期待しておきます。
あとはダイワ内部的には村上先生が21ドットスリーと組み合わせて使うために30㎜スプールにあわせたミリオネアを推してくれてるといいんですけどね。
モバイルロッド
ロッドは釣種ごとに細分化されすぎていてあまり予想しても意味がないというか、その予想のためのネタもないんですが、モバイルロッドは追加するんじゃないですかね。
さすがにセブンハーフが真打ってことはないでしょう。
旅先で不自由なく釣りがしたいって需要はそこまで大きくなくて、釣りのために旅を不自由なものにしたくないって需要のほうが大きいんじゃないかと思います。
ちょっとそのあたりがダイワわかってねえなと感じています。
はっきり言って20年近く前に出たギャレ5で別に渓流もライトソルトもバスもできるんですよ。しかもみんなそれなりのレベルで。
旅のお供といえばギャレ5という期間が10年くらいありましたので、実際さんざん連れまわして魚を釣りました。
ただギャレ5は完全に「5ピースでもこんだけ曲げられるんだぜ~」に全振りした変態的な竿なので、さすがに使い勝手が悪いところがありますよ。
たくさん曲げるためにブランク長を長くとってグリップは極端に短いし、バットまでまるく曲げるために極端な胴調子なうえにバットパワーを落としてあるし。
もう少しグリップ長を長く、もう少し先調子にしてバットパワーを上げれば十分すぎるんです。
そんな竿を仕舞寸法40㎝~45㎝くらいで出せば十分だと思いますよ。
ちなみにギャレ5の仕舞寸法は43㎝です。
おわりに
さて実際どうなるでしょうね。
ちょうど24時間後に始まるので、すぐに答え合わせができます。
なんにしても新たな試みであるオンライン展示会を楽しみにしています。
オンライン展示会はいくつか仕事で見ましたけど軒並み滑ってるので、おそらく釣りフェスティバルオンラインも滑るでしょう。
毎年楽しみにしている釣り博ですので、それでも楽しみです。