こんばんは、ダイワ星人です。
ルアーマガジン2019年2月号により、ダイワの2019年の新作ベイトリールが明らかになりました。
コンセプトはCT「コンパクト&タフ」
今年発表したスピニングのコンセプトLT「ライト&タフ」と対になるコンセプトです。
とはいえCTの名前はタトゥーラCTやフエゴCTがすでにありましたけどね。
驚くのはそのスプール直径で、なんと30㎜です。
近年のベイトリールの最小スプール径は、リベルトピクシー(及びプレッソベイト、PX68)の31㎜でした。
まさかそれよりもさらに小さいスプールが出るとは考えていませんでしたし、次のベイトフィネスモデルのスプール直径はまた31㎜と予想していた僕としては結構衝撃です。
今回発表された3モデルのスプールはすべてG1ジュラルミン製の30㎜SVスプールです。
全モデル共通(違うのはレーザー刻印のみ)と書かれていますが、ジリオン SV TWとスティーズ SV TWのようにブランキングで差別化されたりしていないんでしょうか。そこは気になります。
元々スティーズ TW(RCS対応)系とアルファス系でスプール規格が違いますしね。
各モデルのスペックは後述しますが、番手もわざわざ700と70でわけてますし、本当に完全に同じなんでしょうか。
とりあえず発表されたモデルをさくっと紹介します。
わかりやすくスペック表つくりたいなぁとは思うんですが、とりあえずしばらくはこのままで勘弁してください。
紙面を写真に撮るのはさすがにまずいので、ルアーマガジンを購入するか、あるいはダイワの発表をお待ちください。
もうスティーズCTは動画が出ましたしね!
※気づいたことを加筆しています。
※いろいろツッコミをいただいてるのでどんどん修正しています。ありがとうございます。
※1月15日 新製品情報が全て公開されたので、予想部分は全て確定情報に順次書き換えます。
Contents
スティーズ CT SV TW 700
スティーズの名を冠したコンパクトモデルです。
スティーズの名を冠してはいますが、スティーズ SV TW、スティーズ A TWとはサイズ感が明らかに違っています。
12月26日、フィッシングショースペシャルサイトでも公開されました。
下の動画(正面からの絵)を見て微妙に小さいかなと思っていたTWSは、実際に小さい700番用の新型でした。
- 自重:150g
- ギア比:H=6.3、XH=8.3
- 巻取り長さ:H=59㎝、XH=76㎝
- 糸巻量:12ポンド70m
- 最大ドラグ力:4.5㎏
- ベアリング:12+1(ローラー)
- 価格:58,800円
スプールの隙間をリングで埋めただけではなく、新型ボディで出したのは高く評価します。
フレームとスプール受け?に隙間があるので、スプール受けを別パーツに置き換えることができ、後から32㎜モデルを出す余裕をもたせているようにも見えますね。
そして、後からAIRを出しますよ感がすごくてちょっと冷めます。
外観的な一番の特徴は、ハンドル逆側のサイドプレートです。
今までと違い、プレート側面にブレーキダイヤルがありません。
ツルっとしていて、ブレーキのない船用リール、両軸リールを思い出します。
よく見ると、プレートの下方に突起が見えており、それがブレーキダイヤルのようです。(2つ見えているうちの前方。後方はサイドプレートの開閉用)
ハンドル基部の部品のレーザー刻印の文字から、ドラグはATDではなくUTDのようです。
ですのでおそらくドラグクリッカーはありません。
ベイトっておそらくATDとドラグクリッカーがセットで、UTDでドラグクリッカーついてるモデルありませんよね?
※ベイトリールにATDの概念がなかったころに発売されたリールと、その派生モデルにはUTD+ドラグクリッカーのモデルが存在しています。
これはちょっと残念と言わざるを得ませんが、これもAIRでやってくるんでしょうか。
ドラグはUTD、ドラグ引き出しクリック音ありでした。
スタードラグの材質は記載がありませんが、切削らしからぬ形状ですので、おそらくザイオンでしょう。
すみませんスティーズ SV TWのスタードラグと同じなんですね。スティーズ SV TWを持っておらず、またHPに記載がないので材質がわかりません。
スティーズA TWのザイオンスタードラグとは違う形状なので、アルミなんでしょうか。すみません情報お持ちの方がいらっしゃったら教えてください。
気になるのは自重150gで、コンパクトサイズとしては重すぎるように思います。ライバルはとっくに130gですよ?
実際どのくらいのサイズになるのかわかりませんけど、34㎜スプール用ボディのSS エアが145gなことを考えるとやっぱり重いです。
まあこれはあくまでCTコンセプトのスティーズで、CTコンセプトじゃない(あるいはCTだけどSVじゃない)AIRのモデルを出すので、そっちは軽くするってことなんでしょうけど、20gも軽くなりますかね。
スティーズ SV TWを発表したときに、150gを切ることもできたみたいなことを言っていた気がしますし、軽量化の余地は大きいと考えていいのでしょうか。
それともベイトフィネス専用の、さらに小型の隠し玉があるんでしょうか。
12月25日公開のProject Tで実際のサイズ感がわかりやすくなりました。
動画の冒頭や、清水盛三氏が3フィンガーでパーミングしてるシーン、かなりコンパクトそうです。サムレストにしっかり親指がのっていますね。
僕は非力のため、3フィンガーでパーミングして、サムレストに親指を乗せてしっかりと握り込みたいので、これは大きな魅力です。
エアビームリールシートにリベルトピクシーが未だに一番パーミングしやすいと思っているくらいですが、そのピクシーもサムレストの中央部が膨らんでいるのが嫌で、凹んでいてほしいと思っていたので、このスティーズ CT SV TWはぴったりなことに期待します。
正直スルーしようと思ってましたけど、かなり揺らいでいます。
12月26日、Basser SiteBでも記事が出ました。
昨年のスティーズA TWのときも早かったですし、今年も早いですね。
エアと違ってベアリングが小径じゃない旨の発言がありますが、果たして。
他には大した情報はありません。
これ、アルミボディって可能性ありませんかね?
CTコンセプトはアルミボディみたいな。で、LTコンセプトがエアメタルで出るパターン。
でもアルミボディにしてはさすがに価格が高すぎるか…
12月27日に個別製品ページも公開されました。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/bait_rl/steez_ct_sv_tw/index.html
目新しい情報はありませんが、写真が見やすいです。
ここでもまだボディ材質に言及がありません。
ハンドル側サイドプレートのテカリ具合とかも気になりますが、光の加減なんでしょうか。
12月29日 サワムラ式に記事が出ました。
http://www.karil.co.jp/sawamura/blog/page/index.html
スプールの幅がかなり狭くなっているのが確認できます。
T-3エアもそうでしたけど、開発に携わってたんですね。
12月30日 ギアステーションの動画が公開されました。
塗装がずいぶんテカってますね。
やっぱりかなりコンパクトみたいだし、買いますかねこれは。
動画見ながらスティーズ A TWのパーミングの具合を確認してみましたが、やっぱりもう少し小さいといいなぁと思いました。
※1月15日 ボディがエアメタル(マグネシウム)製であることがわかりました。
ミリオネア CT SV 70
ミリオネアが復活します。
当時の面影を残す、とか書いてますけど、これフレーム変わってませんよね?
船用のミリオネアと一緒ですよね?
ミリオネアの名前が復活するわけではなく、本当にミリオネア CV-Zベースで復活するようです。
ミリオネアCV-Zといえば、1999年に発売された丸型リールですので、もう19年前ですよ。
ミリオネア CT SVが実際に発売になるのは来年2019年なので、実に20年です。
20年前のフレームが現役ってちょっと感動します。
- 自重:210g
- ギア比:H=6.3、SH=7.2
- 巻取り長さ:H=59㎝、SH=68㎝
- 糸巻量:12ポンド70m
- 最大ドラグ力:5㎏
- ベアリング:10+1(ローラー)
- 価格:52,500円
自重210gは船用の260gに比べるとかなり軽いですが、ミリオネアライトの195gに比べると重いですね。凛牙が220gなので、それよりは軽いですが。
でもなんか高すぎません?
アルファス CT SV 70
アルファスもさすがに廃盤になるかと思いましたがまだまだ継続するようです。
アルファスも2004年?か何かの発売ですし、もう15年ですよ。
- 自重:170g
- ギア比:H=6.3、SH=7.2
- 巻取り長さ:H=59㎝、SH=68㎝
- 糸巻量:12ポンド70m
- 最大ドラグ力:4.5㎏
- ベアリング:6+1(ローラー)
- 価格:31,200円
でも確かにベーシックモデルとして素晴らしいんですよね。
アルミ製のコンパクトボディで、お値段もほどほどですし。
アルファスAIRとアルファス CT SVのどちらが軽量ルアー向きなのって話になりそうですね。
他のリールにはAIRが(今のところ)ありませんけど、アルファスだけは両方ありますから。
おわりに
一瞬めちゃくちゃテンション上がったんですけど、それぞれいろいろモヤモヤさせてくれる感じです。
でも長寿命モデルがあるっていうのはめちゃくちゃ高く評価しています。それはもうめちゃくちゃに。
車でいえばホンダのNSXなんかもそうです。NSXは1990年に発表され、2005年まで生産(2006年まで販売)されました。
その間もちろんアップデートはしたわけですが、基本設計は変わっていません。
ベースの性能がよければずっと引っ張っていいと思うんです。
NSXも使いまわしだとか、開発費をケチってるとかさんざん批判はありましたけど、無視しときゃいいと思うんです。
ただ、バリエーションとしては幅広くほしいよねってだけで。