こんばんは、ダイワ星人です。
2019年発売の新型ブラックレーベルが発表されました。
2018年の追加モデルがなかったことから、2019年にフルモデルチェンジするだろうと予想してはいましたが、見事的中しました。
※本稿は情報が追加されるに従い、随時加筆・修正しています
12月7日に公開された動画です。
第1弾ということでブラックレーベルの紹介としてはあまり価値がありませんが、1:11から1:15あたりに見覚えのないリールが映ってますね。
ロッドの柔らかさからしてベイトフィネス用の新型リールなのはほぼ間違いないでしょう。
※スティーズ CT SV TWであることがわかりました。
12月14日に公開された動画です。
なにぶん10月27日,28日の動画なので新しい情報はありませんが、ロッドの雰囲気がよくわかるものになっています。
新しいのはX45 コブラシールドくらいでしょうか。詳細がわからないので、あまり意味のあることではありませんね。
僕はロッドは曲がってなんぼだと思っているので、よく曲がる、というコンセプトはうれしいです。
ブラックレーベル動画第3弾です。
ようやくロッドの特徴について詳細に説明されています。
X45コブラシールドの説明は初めてですね。でもよくわかりません。
いや直径の4乗に比例するのと、それゆえ最外層に巻くと効果的なのはわかりましたよ。(それが本当に正しいのかを確認する術が僕にはないので、それは定義とする、という意味での理解)
でも、X45コブラシールドは先端から最外層に巻いている、という表現は、先端という長さ方向の位置と、最外層という径方向の位置の情報が混在しており、正確な情報ではありません。
先端から最外層に巻いたっていうのは、先端から根元まで、X45を最外層に巻いているっていう理解であってます?
あってるとして、じゃあ今までのX45はどこに巻いてたの?って話なんですよ。
X45はどこに巻いていたのかわからないと、X45コブラシールドとの差がわかりませんよね?
- X45コブラシールドは、バイアスクロスを先端から根元まで最外層に巻いている
と仮定して、X45はそうではない、と考えると
- X45は、バイアスクロスを巻いているが、先端から根元まで最外層に巻いていない(巻いているもの、ではない)
となるわけですが
- X45は、バイアスクロスを先端は内層に巻き、根本は最外層に巻いている
- X45は、バイアスクロスを先端は巻いておらず、根元は最外層に巻いている
- X45は、バイアスクロスを先端から根元まで内層に巻いている
- X45は、バイアスクロスを先端は巻いておらず、根本は内層に巻いている
- X45は、バイアスクロスを先端は最外層に巻き、根本は内層に巻いている
- X45は、バイアスクロスを先端は最外層に巻き、根本は巻いていない
これだけのパターンが考えられるわけです。
X45が一体なんなのか、X45とX45コブラシールドは一体何が違うのかがわからないと、X45コブラシールドの良さもわからなくないですか?
ちなみに、先ほどは「先端から根元まで」と僕の解釈に基づく仮定でしたが、元の主張である
- X45コブラシールドは、バイアスクロスを先端から最外層に巻いている
に基づくと、X45コブラシールド自体の解釈として
- X45コブラシールドは、バイアスクロスを先端から最外層に巻いているが、根本は内層に巻いている
や
- X45コブラシールドは、バイアスクロスを先端から最外層に巻いているが、根本は巻いていない
も成立しうるので、繰り返しになりますが、X45コブラシールド自体もまともに定義されていません。
そして、どこが一番ねじれるのかも説明していませんね。
「どこが一番ねじれるかというと、先ほど言ったとおり、径の4乗に比例します」
って日本語めちゃくちゃですよね。
大事な新製品のPR動画がこんなバカなことでいいんでしょうか。
いくら製品がよくても、説明がおかしかったら買う気になりませんよ。
12月30日に公開された以下の動画にX45の話があります。
バットからベリーだったX45を、バットからティップまでにすることで、ブランクのねじれをさらに抑えることに成功したと。
これはX45コブラシールドのことなんでしょうか。
公式HPのウェアウルフの項にはX45としか記載がありませんのでわかりません。
Contents
新たな型番はBLX
ブラックレーベルの名前は変わりませんが、型番はBLからBLXになります。
これは以前にモアザンシリーズがMT 〇〇からMT 〇〇Xになったのと同じようなノリでしょうか。確かこのときは、Xは次世代を表すとされていました。
どうでもいいことですが、自衛隊の戦闘機も次期型をF-Xと呼びますね。
バサーオールスタークラシック会場で見てきた限りですが、現行モデルと同じく、製造国は中国のようです。
2018年12月21日公開の動画によると、Xはローマ数字の10、ExperienceのEx、またX45・3DXのXだそうです。
SGとLGの2シリーズ
BLXにはSGとLGの2つのシリーズがあります。高弾性ワーミング向けのSGはブラックレーベルプラス、低中弾性プラッギング向きのLGはブラックレーベルってイメージでしょうか。厳密にはプラスにグラスロッドがあったりするのでなんとも言えませんが、イメージはしやすいと思います。
以下の動画の10:40あたりから解説があります。引用もそこからですが、誤字があり、句読点の打ち方や因果関係がめちゃくちゃです。言いたいことは伝わりますが、企業の広報を担う動画ですので、2人以上で文章読んだほうがいいと思います。
SG
SGはSensitivity of Graphiteの略です。カーボンの感度、カーボンの繊細さ、といった感じでしょうか。
SGは高弾性カーボンを用いた高感度なシリーズで、ワーミングなどに向くようです。
以下はアルティメットバスからの引用です。誤字は原文ママ。
SG:Sensitivlty of Graphite
感度と操作性に特化した「SG」。
強度と軽さを両立し、高感度を実現した高弾性HVFナノプラスとレスポンスを高め、飛距離と操作性を昇華させる3DXを搭載。
LG
LGはLimberness of Graphiteの略です。カーボンの柔軟さ、カーボンのしなやかさ、といった感じでしょうか。
LGは低中弾性カーボンを用いたしなやかなシリーズで、プラッギングなどに向くようです。
とにかくキャストが決まることにこだわったとのことで、後述しますが確かにしなやかです。
以下はアルティメットバスから引用です。こちらも原文ママ。
LG:Limberness of Graphite
曲がる・粘る、それでいて軽く投げやすいロッド「LG」
低・中弾性HVFカーボンをメインマテリアルに敢えて3DXを搭載することなく、しなやかに曲がって投げやすく、よりハードベイトを釣れる状態に持っていけるロッド。
”敢えて3DXを搭載することなく”っていうのがいいですね。最近のダイワのバスロッドはちょっと硬すぎるというか、しなやかさを欠くという印象を持っていたので、これは歓迎です。
これは完全に僕の好みなんですが、スティーズでもローモデュラスのモデルが好きで、16ブリッツや18ストームシャドウなんかはローモデュラスとしてはシャープすぎると思っているくらいです。16ブリッツほどではないにしてもサージェントもシャープすぎますね。06ブリッツや07ストームシャドウのだるさが理想的。
デザイン
リールシートはスピニング、ベイトともにスティーズRD(レーシングデザイン)と似たもののようで、ダイワオリジナルのリールシートを採用しているのは好感が持てます。
改めてキャスティングでスティーズRDを見てきましたが、BLXのベイトはブランクタッチの仕方が違い、スティーズRDとは違うリールシートでした。
しかし、初代ブラックレーベルのコンセプトである「過剰なるものへのアンチテーゼ」からすると、コルクのセパレートグリップは装飾がすぎるように感じます。
スピニングもわざわざ逆付けなのがなんとも。スピニングはフォアが先端に向けてテーパーになっているアップロックのほうが握りやすいです。
でもスピニングがYガイドなのは好感が持てますね。これは完全に個人的な好みですけど。
でもですね、ほぼエクスプライドに見えるのはどうなんですか?
現在判明しているモデル
19ブラックレーベルは内山幸也の実釣コマーシャルで初年度に38モデルが発売されることが明らかになった後、先日行われたバサーオールスタークラシック2018のダイワブースで一般にも初お披露目となりました。
現在、内山幸也の実釣コマーシャルで5モデル、バサーオールスタークラシック2018で10モデルが発表され、うち2モデルが重複しているため、13モデルの型番が明らかになっています。
以下に現在判明しているモデルをまとめます。
SG(全22、内ベイト14・スピニング8)
- BLX SG 671L/ML+FB
Lure:1/16-5/8oz.
Line:5-14lb. - BLX SG 671MHFB‐FR
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb. - BLX SG 681MH/MFB
Lure:7/32-7/8oz.
Line:8-16lb. - BLX SG 701MHXB
Lure:1/4-1oz.
Line:10-20lb. - BLX SG 7011MHXB-FR
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb. - BLX SG 701XHSB-SB
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb.
LG(全16モデル、内ベイト15・スピニング1)
- BLX LG 631MLFB
Lure:1/8-3/4oz.
Line:6-14lb. - BLX LG 631MRB
Lure:3/16-1oz.
Line:8-16lb. - BLX LG 631MHFB-FR
Lure:???
Line:??? - BLX LG 651M/MLFB
Lure:1/7-3/4oz.?
Line:6-14lb.? - BLX LG 661ML+RB
Lure:1/7-7/8oz.
Line:6-14lb. - BLX LG 6101MLFB
Lure:1/8-3/4oz.
Line:6-14lb. - BLX LG 6101MRB
Lure:3/16-1oz.
Line:8-16lb. - BLX LG 6111H+FB‐SB
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb. - BLX LG 7101HFB-SB
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb. - BLX LG 6101MLFS
Lure:???-???oz.
Line:???-???lb.
バサーオールスタークラシック2018会場ではスピニング1本を含む10本が発表されましたが、展示されていたのはベイト8本でした。
13モデルのうちスピニングは1本、フロッグ用が3本という偏ったラインナップです。これから発表される25モデルでバランスがとれるんでしょうか。
ルアーマガジン1月号によると1ピースはすべてグリップジョイント、そしてセンターカットの2ピースモデルがあるようです。
1ピースがすべてグリップジョイントってどうなんでしょうか。僕は結構嫌ですけど。
今のスティーズやハートランド、タトゥーラエリートと同じように、せめて7フィート以上だけにしてほしいです。
管理がずさんだと紛失しますし、抜けなくなったら抜けなくなったで腹が立ちますしね。
2ピースのジョイントは、LGは印籠継ぎ、SGは並継ぎのようです。
SGは2ピースが5モデルあるとのことで、仮にLGにも同じ5モデルある場合(多分もっと多い)、1ピースは28モデルです。
実際に持って、振ってみてどうなのか
まず持った瞬間に軽さを感じました。
もともとブラックレーベル(EVAグリップの無印シリーズの初期ラインナップ)は、実際の重量はありながらもバランスがよく、持つと軽いシリーズでした。しかし、19ブラックレーベル BLXは、実際の重量自体が軽い気がします。重量自体は軽いのに持ち重りするエアエッジとは違います。
そして、LG,SGともにしなやかさを感じました。コンセプトからしてそうなのでもちろんLGに顕著です。
おわりに
バサーオールスタークラシック2018会場で触った感じ、BLX LG 631MLFBは買ってみようかなと思っています。
あと個人的に欲しいのはBL 691ULFSの正統な後継機種になるカリカリすぎない長いフィネスロッド(681ULFSは持ち重りがひどくてダメだった)と、スティーズ 07ストームシャドウ(STZ 661MLFS)の代わりになる巻物用の低弾性スピニングロッドです。
と思ってたんですけど、ルアマガを読む限り残念ながらLGのスピニングは1本だけのようですね。
LG 6101MLFSが好みのモデルだといいんですけど、バサーオールスタークラシック会場にはなく、触れなかったために判断できません。