マジメに書こうと思うと頻度が下がりますね。
さて、この前の続きをもっと具体的に、釣り道具におとしこんで話します。
新型ツインパワーが酷評されています。
理由はボディ構成がマグネシウム+樹脂であることが示唆されていることです。(僕はシマノで聞かなかったので実際の構成は未確認ですが) ※正しくはアルミ+樹脂のようです。
メーカー関係者を除いてだれも使ったことはありませんし、使ってみての評価では当然ありません。
「使ったら最高に強いんだよ。使ってから言えよ。」という、メーカーやプロからの意見はもちろんあるでしょう。
シマノが自信を持って発売するんですから、普通に考えたら旧ツインパワーのどれよりも強くて、どれよりもいいリールに決まっています。
しかし、この15年ほどでリールの性能は著しく上がり、価格帯にかかわらず、壊れないのは当たり前、軽いのは当たり前、巻き心地がいいのは当たり前になりました。
ダイワでいうと、初代カルディアや初代レブロスが出たころが該当するでしょうか。
ただ、その当たり前の中にももちろん差があります。
それがまさにキャラクターであり、ブランド力です。
いくらいいリールだったとしても、当たり前を差別化してくれる大事なキャラクターを、ブランドを損なうような製品にしちゃダメなんじゃない?って疑問や批判は当然にあり得るわけです。
ヴァンキッシュだって壊れないとか、ツインパワーやステラだって軽いとか、そういう話じゃないんですよ。
ヴァンキッシュは馬鹿みたいに軽くなきゃいけないし、ツインパワーは馬鹿みたいに強くないといけないし、ステラは馬鹿みたいに高級じゃなきゃいけないんです。
新型のカルカッタがロープロだったらどう思う?白いプラスチックでできていたらどう思う?って話なんです。
使ってみていいリールならいいんですか?本当にそれだけですか?
逆に、純金から削り出したカルカッタはめちゃくちゃ金色だけど300万円だったらどうですか?
本当に使わないと評価できませんか?