インテリジェントマグフォースって電子制御のマグフォースが出るっぽいという記事を書いたのは2021年のことでした。
その後、マグフォースαとエスエスマグフォースってのが出るっぽいという記事を書きました。
そして今年2023年、ついにインテリジェントマグフォースとエスエスマグフォースが登場します。
エスエスマグフォースはまだ正式発表ではありませんが、公式による漏洩なのでまず間違いないでしょう。
とりあえず発売前の今わかっていることとか、ブレーキシステムの推測なんかをしとこうかなと思います。
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INTELLIGENT MAGFORCE(インテリジェントマグフォース)
Zの後継機であるIM-Zに搭載されることが発表されました。
インテリジェントマグフォースは、今までの可変マグフォースを電子制御にしたものだということはなんとなくわかっています。
キャスティング時は、スプールの回転スピードを読み取り(インダクトローター端面が白黒に塗り分けられているので、LED光の反射を読み取る?)、それに応じて磁石の位相をずらすことで磁界の強さを変える感じですかね。
で、ブレーキモード及びブレーキ力設定でブレーキユニット全体をスプール側に押し出してインダクトローターを磁界に入れる量を調整(マグフォース3Dと同様)と。
キャスティング時のブレーキ力調整と、ブレーキモード及びブレーキ力設定とはもしかしたら調整方法が逆の可能性もないとは言えませんけど、なんにしてもそんな感じだと思います。
SS MAGFORCE(エスエスマグフォース)
新型SS AIRに搭載されることが公式HPで漏洩されました。
SSマグフォースがどういう機構かというと、これはまだわからないんですけど、インダクトローター固定式のいわゆるマグフォースがベースなんじゃないかと思っています。
IM-Zを除く可変式マグフォースってインダクトローターが可動式なので、インダクトローターの可動スペースと稼働させる機構のスペースを確保しなければいけませんよね。
固定インダクトローターのマグフォースは最初から必要量がブレーキユニット内に入っていればいい(入っている必要がある)わけですから、インダクトローターは、可動式であれば一番縮んでいる(あるいは可動させるための機構もないわけなのでもっと奥にある)位置で必要量がブレーキユニット内に入っている状態にしてあげればいいわけです。
つまり、ブレーキユニットをスプール側に(スプール内に入り込むように)移動させればいいのです。
これはスプール糸巻き部の直径だったり、インダクトローターの直径だったり、ブレーキユニットの直径だったりと制約が大きいわけですけど、スプール互換性を犠牲にしたうえで、浅溝スプールであれば成立させられるでしょう。
例えばインダクトローターを長く細くして、それにあわせたブレーキユニットにすればいいわけなので。
これならSS MAGFORCE(エスエスマグフォース)の3つの特徴のうち、1と3の2つとはぴったり合致します。
- スプールが軽くなる
- キャスト後半伸びる
- サイドプレートが薄くなる
ただ、2のキャスト後半の伸びはわかりません。
この要素は今まで可変させることで実現(していると主張)していた部分なので。
インダクトローターやブレーキユニットの最適化で達成できてしまうのかもしれませんし、何かしら可変の細工があるかもしれません。
あるならおそらくブレーキユニット側で、これはほんと妄想レベルですけど、逆SVみたいな感じで内側磁石ユニットだけでも動けば可能かもしれませんね。
でもそうすると可動機構を入れる関係でサイドプレートが薄くできないかな。
マグフォースα
マグフォースαは今のところ搭載される製品などわかっていませんので何もわかりません。
すごいマグフォースなのか、原初的なマグフォースなのか、そもそも製品になるのかすらも。
SSマグフォースが固定マグフォースで固定ブレーキユニットなのであれば原初的なマグフォースですし、マグフォースαからSSマグフォースに改称した可能性もありますが、11月に商標登録済ませてるので捨てたわけでもなさそうな気がします。
ちなみにSSマグフォースはまだ登録されていません。
おわりに
何度も書いては下書きにしてたのをようやく書ききりました。
発売前に書けてちょっとすっきり。
絵がなくてわかりづらいとは思いますがご容赦ください。