最近50mm以下のプラグを集めていて、その流れで買いました。
まだ使ってないので釣れる釣れないとかいう以前の話です。
まあ普通に釣れるのは釣れるでしょうしそこはあまり気にしていないというか、使ってみてからという感じです。
使いもしない段階から記事を書いているのはなぜかというと、開封してすぐに気になることがあったからです。
私はトレブルフックは基本的にカエシを潰して使っているので、パッケージから出して最初にすることはカエシを潰すことです。
さあカエシを潰そうと思ってフックを見ると、前後でかなり大きさが違うんですね。
前(ベリー)のフックが小さく、後ろのフックが大きい設定です。
理由は想像できます。
バス及びソルト(おそらくメッキなどもターゲット)用ルアーだからなるべく大きな(強い)フックを使いたい、でも前後フックが絡まないようにしたい、いわゆる立ち浮きペンシルだし後ろが重いほうが飛距離が出る、だから後ろのフックだけでも大きくしようってことなんだろうと思います。
でも、ユーザーが純正より大きいフックを使いたくてするならよくわかりますけど、メーカーは一から作れるわけですから、フックサイズまで含めて設計するのが道理なんじゃないでしょうか。
フックアイの位置で調整できなかったのか、フックの前後可動幅を減らすためにフックアイを横向きにすることで解消できなかったのか、いっそ前のフックは排してリアフック1本にすることは検討したのか(そうすればロッドアクション系のルアーにありがちな前フックにラインが絡む問題も解消する)、など気になってしまいます。
大きい魚を釣るための小さいルアーとしてボディサイズに対して過剰に(感じる)大きなフックがついているルアーもあり、このようなルアーは当然前後フックが絡みますけど、それはもうそういう性能のための犠牲です。
逆に前後フックが著しく絡みやすいと、解けやすかったりもしますし、それをうたっている場合もあります。
そういう割り切りができなかったものなのかも気になります。
前フック小、後ろフック大のアクションがベストバランスなんだ!って主張もありえると思いますけど、それは設計で解決できなかった(解決しようとしなかった)結果でしかないんじゃないでしょうか。
前後フックサイズが違うルアーを見るのはなにもレッドペッパーナノが初めてというわけではありません。
20~30年前のミノー/シャッドなんかはリアフックが小さいものがありましたしね(これはアクションや前後フックの絡みというよりもジャストサスペンドのための妥協かなという気がしますけど)。
ただ、ルアー文化もそれなりに成熟したこの時代(2020年発売?)に老舗メーカー(もちろんOEMでしょうけどね)がこの程度の思想というのは正直がっかりしました。
※5/20追記
実際使ってみました。
投げやすさなんかは重量なりって感じですけど、アクションはよかったです。
ただスケールダウンしただけでろくに動かないみたいなダウンサイジングではありません。
フロントフックがラインを拾うことも少なく、使いやすかったです。