これってどうなんですかね。
スプールの返し形状は本当に糸落ち対策なんでしょうか。
なんか、「ゼノンの失敗を見て22イグジストから対策を始めた」とか「19セルテートの失敗から学んで22イグジストから対策を始めた」とか言われてるのを見たせいで気になってます。
ダイワは15イグジストの時点でこの返し形状があるので、タイミング的にゼノンだとか19セルテートのトラブル(そんなのあったの?)がきっかけっていうのは絶対にあり得ないんですけどね。
とはいえゼノンのときは、12イグジストは自分自身も糸落ちしやすいことを感じたので、もしかしてその対策で15イグジストから返し形状を採用したのかも?と考えることもできなくはないなと思っていました。
この記事の後半で書いた内容ですね。
ただ、同一ローター形状の13セルテートも17セオリーも別にこんな返し形状はスプールについていません。
16セルテート~21ルビアスエアリティまでのエアローターと22イグジスト以降のエアドライブローターは、ローター側に返しが追加されてはいますけどね。
これは明らかに糸落ち対策でしょう。
スプールの話に戻ると、さらに後発の21ルビアスエアリティにも23エアリティにもスプールの返しはついていませんし、タイプαスプールにはあった返しがタイプαスプール2ではなくなっています。
こうして時系列で追ってみると、ライントラブル対策じゃないんじゃない?って気がしてしまいます。
”本当の理由”はメーカーに聞かないとわかりませんし、各担当者ごとの考えがあるのかもしれませんが、イグジストにあってエアリティにない理由なんてない(担当者的な話をするとしても、多分どっちも戸出さんでしょうし)ので、デザインのアクセントくらいのものだと考えるのが妥当ではないでしょうか。