こんばんは、ダイワ星人です。
ダイワは国内向け製品がいいのはもちろんですが、海外向け製品もいいんです。
海外のダイワ製品というとアメリカダイワ(USダイワ)のものが有名で、最近ではタトゥーラシリーズ、過去にはチームダイワLT(Light&Tough)シリーズやTD-Sシリーズなどはご存知の方も多いでしょう。
でも、ほかの国の製品となるとあまり知られていないように感じます。
今回はフランスダイワのパックロッド「TEAM DAIWA TRAVEL」を買ってみたので紹介します。
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TEAM DAIWA TRAVEL
TEAM DAIWA TRAVELはフランスダイワ(ダイワ・フランス S.A.S.)のロッドです。
その名の通りトラベル用のパックロッドシリーズで、アマゾンあたりの中型魚(熱帯魚と記載されていますが)や、パイクをターゲットにしたルアーロッドです。
公式サイトに記載はありませんが、フランス在住のダイワ契約プロである林龍介氏が開発に携わったものと思われます。
詳細はこれから書きますが、概要をまとめておきます。
- 高密度HVFカーボン
- X45
- Vジョイント
- ステンレスフレームアルコナイトリングKガイド
- FUJI PTSリールシート
- セミハードケース付き
スピニング4モデル、ベイト5モデルの全9モデルのうち、今回は最もライトなベイトモデル 684MHRBを購入しました。
それでは詳細を見ていきます。
ケース
セミハードケースで結構立派です。見た目はシンプルですが、しっかり中のロッドを守ってくれそうな、質実剛健な感じがします。
早速上下さかさまで配達されるという洗礼を受けましたが、中身は無事だったので結構強いと思います。
海外に持っていくのにも安心。実際海外から来ましたしね。
特筆すべきは、ケース内がピースごとに仕切られていることです。ケース内でピース同士がぶつからないのは地味にうれしいです。
リールシート
リールシートはFUJIのPTSです。塗装はなくマットな質感です。
フードナットはダブルナットになっていて緩みづらいです。このあたりは結構気を遣ってますね。
スピニングのアップロックならまだしも、ベイトで緩んだことは今までにありませんが、それでもうれしい配慮ではあります。
現行品はPTSですが、旧モデル(2013)はブラックレーベルと同じダイワオリジナルのリールシートだったようです。
ダイワ星人としてはダイワオリジナルのリールシートのほうが好ましいのですが、旧モデルはすでに入手できませんので、こればかりは仕方ありません。
実際のところあのダイワオリジナルリールシートがすごくいいかといえば、3フィンガーパーミング時の小指のかかりがいまいちで、そうでもないというのが正直なところです。PTSはそこの不満はありませんし。
リールシートの後端が短くて、指が触れる部分がえぐれていないんですよね。それで小指のかかりが浅く感じてしまいます。
ガイド
FUJI製のガイドが搭載されていて、フレームはステンレス製のKガイド、リングはアルコナイトです。
HPの写真を見るとオールダブルフットですが、今回購入した684MHRBは先端5個(全8個中)はシングルフットです。
僕はダブルフット信者ではありませんが、旅の途中で破損するリスクを考えると、ダブルフットだったらうれしい気持ちはあります。
ただ、実際にはオールシングルフットのスピニングロッドですら破損したことがないので、ほんと気持ちだけの問題なんですけどね。
それにしても最近アルコナイトリング多いですね。
昔はとにかくSiCがいいって風潮だったので、僕はその価値観にとらわれているんですが、きっと問題ないんでしょう。
昔はPEだと削れるとか言われていたんですけどね。
最近のアルコナイトリングはタトゥーラエリートくらいしか持ってないんですが、フロロ20lbを使っている感じ問題を感じてはいません。
大森貴洋氏もPEでバンバン使ってるし当然なんでしょうけど。
ブランク
見た目はバット部の緑色が渋く、現在の国内向け製品ではまず考えられない色です。元ガイドより先はアンサンドマイクロピッチ仕様です。
4本継ぎで仕舞寸法は56㎝(公式サイトには55㎝と記載されていますが、ロッド本体に56㎝と記載されています)です。
いわゆる「機内持ち込み可能な仕舞寸法50㎝以下」ではありませんが、56㎝は十分にコンパクトと言えるでしょう。
単純に希望だけを言えば50㎝ではなく、45㎝以下にしてほしいところですがなかなかそこまで短いロッドはありません。
素材は高密度HVF(ハイボリュームファイバー)です。今でこそブレイゾン~ハートランドまで使われている汎用な素材みたいになってしまいましたけど、以前はハートランドZにしか使われていないような最高級素材でした。
当時は高弾性でハリを売りにしていましたけど、今は粘りを売りにしていることが多いように感じます。
継ぎはダイワ独自技術のVジョイントで、そのおかげかはわかりませんが違和感なく曲がります。
ただパワーとテーパーは問題です。
684MHRBですから、「6フィート(6)8インチ(8)の4ピース(4) ミディアムヘビーパワー(MH)でレギュラーテーパー(R)のベイトキャスティングロッド(B)」を意味するわけですが、実際にはめちゃくちゃ先調子のティップアクションで、ティップはMLくらいのパワー感です。
ベリーからはしっかり硬いのでMH表記の可能性はありえますが、だったらMHXBと表記してほしいというのが正直なところです。
ちなみに末尾のBFはBig Fishを意味するようです。
おわりに
通販の難しさを久々に味わいました。
通販のというより海外製品の通販というべきかもしれません。まさか表記とこんなに違うとは。
ちなみに今回はここ、WAVEINNで買いました。
詳しくはまた別の記事で書きたいと思いますが、手続きは簡単で、しかも海外通販にも関わらず1週間くらいで届きました。