ゴールデンミーンの新作フックの話です。
GM UCフックのGMはGolden Mean、UCはUltra Compactの略のようです。
流行?のチャビング専用フックで、ルアー用のフックとしては類を見ない小さなサイズであることが特徴です。
こういう尖った製品は実にいいですね。
SとMの2サイズ展開で、あくまで感覚的なものですが、Sは袖4号、Mは袖5~6号くらいの大きさでしょうか。
ハゼ釣りなんかで使われるくらいの大きさなのでタナゴ針のように極端に小さな針というわけではありませんが、カン(ラインアイ)付きのルアーフックとしてはやはりかなり小さく感じます。
一般的にルアーフィッシングで使うカン付きの小さな針というとアジング用のジグヘッド、スモール用のマス針あたりですが、GM UCフックのSはこれらに比べても明らかに小さい(懐が狭い)です。
ただし、上記したライン直結前提のワームフックと違い、スプリットリングを介してスプーンやスピナーにつけて使用するのが前提なので、管理釣り場用のフックのようにカン部分は大きいです。
Mとの使い分けをするほど試せていませんし、割と似たようなサイズ感なのもあって、Mも買ってはいるもののまだ開封もしていません。
Sだと飲まれてしまうような魚の大きさや状況だとMが必要になるんですかね。ちょっと今の時点ではイメージできていません。
むしろSよりもう一回り小さい(袖3号くらいの)ものがあっても面白いんじゃないかと思うくらいです。
まだ2回の使用かつたかだかオイカワ、カワムツ、ウグイあわせて15匹くらいを釣っただけではありますが、スミスのAR-Sにつけて使った感じ、掛かりに不満はありませんでした。
今まで純正のトレブルや、管理釣り場用のシングルフックをつけて使っていましたが、それらに比べると明らかによく掛かります。
特にオイカワは追ってきてつついても掛からない魚という印象でしたが、十分ターゲットになる印象に変わりました。(もちろん場所や狙い方の条件をそろえているわけではないので一概には言えませんが)
チャビングに限らずハゼクランクに使ってみたいと思いましたし、小バスや小ギルを狙うのも面白そうかなと思いました。
特定の魚種を狙いたい、大きな魚しか釣りたくないという人には不要ですが、ルアーで釣れればとにかくなんでもうれしい自分には刺さる製品でした。
少し気になることといえばカエシ付きなことくらいでしょうか。
ターゲットはそれなりに数が釣れる魚ですし(結果としてたくさん釣れるかはともかくとして)、なるべくリリースに時間がかからない針、魚体にダメージの少ない針が向いているように思います。
もちろん自分で潰せばいい話ではあるものの、新しい釣りを提案するわけですので、時代の流れとしてもカエシなしがよかったのではないでしょうか。